「花森安治の仕事」展を見に行って
なんというか、女子力が高いお方だと思った。
NHKの「トト姉ちゃん」の刷り込み? でそう思ってたが、
想像以上に女子力高かっと思った。
インタビューの録音というのが流れていたので、生声を聴いていたのだが、
めっちゃ怒ってたww
カメラマンさんの感覚が甘すぎる、それじゃダメだと叱ってるようだ。
このお方はやはり天才なのだな。
感覚が違いすぎる。
偏っているのではなく、「真っ直ぐ」で素直であり「広く」である、
つまり、大きく一般大衆へ開かれている感じだ。
戦いが、この方の生き方だったみたいだ。
「あたりまえの暮らし」を守るための戦い。
生活そのものを見つめ、向き合い、あるべき姿に戻そうとするかのよう。
その戦いの力にしたのが、圧倒的な美意識。
そして美意識は心の美しさとなり、良心ともなる。
日々の生活とは、美感で彩り、良心に真っ正直に生き、心を豊かにしていくことであると。
最後まで自ら手を動かして編集者として文字を書いていたかったらしいが、この方のそんな生き方はぼくに勇気をくれた気がします。
なんの勇気?
さあ?
えーと、見てよかったなーと。
「臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」」を読んで
特異なお方だ。
天文の分野で世界的に有名な科学者であり、「あの世飛行士」。
時空を超えて膨大な情報をこの世に持ち帰った故に目的を持って活動している。
敢えて自らカミングアウトして活動してきたのは、
「良い未来」に舵をとってほしいの願いからだ。
こういう人たちは神様の仕事をしているんだろうなーと思ってしまう。
興味深かったのは、
人類は一番最後にこの世に現れた「新参者」であるという視点。
一番先に現れた植物の世話役、循環系の調整役、それが人類の役割だと。
未来の医療のヒントも色々書かれていて興味深い。
未来を見に行ったら2つの景色がダブって見えたという。
「良い未来」と「最悪な未来」のパラレルワールド。
当然「良い未来」を選択して欲しいなー。
って他人事じゃないってことっすよね。
「人・物・お金の流れは太くなる」を読んで
確かに成功本のほとんどは 個人的には、
「そこまで成功しなくても...」
とちょっと引いてしまう。
正直なとこ。
その点これは安心(?)して読める、「ある程度成功」者の本である。
基本的に、「世の中に良いエネルギーを循環させていく」
「その結果、それをやってる自分もついでに豊かになっていく」
といったスピリチュアル感が良いです。
現実世界でどう行動につなげていくかといった地に足が着いた感じが
怠け者のぼくには少々こたえます(笑)
軽妙すぎて軽くあやしい語り口ですが、
「人それぞれが自分の本質につながる生き方をしていくこと」
を目的としているお方なのです。
個人的には、見えない世界から物や形になって現れて来るときに
いったんデジタルデータになって現れる「前兆現象」が興味深々でした。
日月神示の数字の羅列のお筆といい、数字、デジタル、と見えない世界の
関係には不思議が沢山あるのだなー。
「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」を読んで
何故か、いまさら興味が出てきたビットコイン。
ブロックチェーンってなんだ?
むつかしい?
という感じで手に取った。
これが予想を大きく裏切って「読みやすくて面白かった」のだ。
ところで、ぼくは金融とやらのお金の話がさっぱりだ。
難しいし全然ピンと来ない、おまけに興味が全くわかない。
ところが、ビットコインなるものはテクニカルな部分と渾然一体化していて、
そっちからのアプローチならば、俄然興味が湧く。
これは面白い。
コンピュータからインターネットが生まれ、
インターネットからブロックチェーンが生まれた。
そんな技術的なものが金本位制的価値観から新しい価値観への
パラダイムシフトを促す動きとなりそうな代物であること。
そして、この動きが草の根的なボトムアップであること。
ここに大いに惹かれるのだ。
「図書館の魔女」「図書館の魔女 烏の伝言」を読んで
「スゲー厚! でも気になる。
まず、1巻だけ買ってみるか」
で始まり、あとはチェーンスモークのように次の巻を求めてこうなった。
すごい!っていっても、多分みんな絶賛してるのだろうから今更って感じかも。
いったいどんだけ博覧強記な凄い人が書いてるのだろう。
分量も分厚いが、空間的にも時間軸的にも情報量が圧倒的に分厚い。
しかも小さな仕草から大きな仕掛けまで、精緻に伏線が張り巡らされている。
見事なミステリー仕掛け。
それでいて、キャラクター小説だった。
一人ひとり色がついているかのように感じられるほど濃い。
誰を立てるか誰を抑えめにするかといった、色?の強弱の付け方があって巧みだ。
もはや大河ドラマに近い感じだ。ってあんまりドラマ見てないけど。
手に汗握るほどのアクションシーン。
「烏の伝言」ではもう半分以上ドキドキハラハラさせられた。この厚さで始終ドキドキハラハラだよ!
個人的に興味をそそった箇所がある。
「図書館の魔女」三巻にある「魔導書」にガチで言及しているところである。
オカルト好きなら誰でも知っているような類の本の名前がズラリ出てきて、
全部こき下ろす!(笑)
ぼくはこれを読んで「エメラルド・タブレット」に抱いていたファンタジーが全部吹っ飛んでしまった(爆)
魔術が出ないどころか全否定するファンタジーっていったい!?
だからこのシリーズは、ファンタジーよりよっほど大河ドラマに近いのだ。
それだけではない。
「図書館の魔女」はボーイ・ミーツ・ガールの切なさで、「烏の伝言」は厚い熱い人情で最後を染め上げる。
って、どんだけ破格な小説なのだろう。
「あなたの人生の物語」を読んで
まるでツリのように、帯には映画「メッセージ」のことしか書いてない。
けど思わず手にとって、何も考えずに買って読んだ。
なんと、これはかなり面白いぞ!
僕的には、一番衝撃を受けたのは「理解」だった。
どこまでも知能が上がっていく主人公の感覚の描写に、頭がクラクラしてくるし、
超越者同士の戦いの描写に、全く理解がついていけないのに目が離せないといった超常感とリアリティの際のようなものを見せられている感じがした。
なにより、読む前と読後のビフォアアフターがあった。
一時的だけど見るもの感じるものが明らかに変わるあの感じ。
不思議な視点をこの作者に感じる。
センス・オブ・ワンダーと作者がいっているものなのだろうか。
それは、ぼくが見ている世界から別な世界へと感覚を誘おうとしてるかのごとく。
しかも、それに使うものが古典から最新の科学技術といったもので、なんというか地に足がついてるように綴られている。
でも、この短編集に共通で表になったり底になったりしているものがある。
それはイメージから数式や文字までの抽象的な意味での「言語」だ。
この言葉というツールが思考を形作っている。
だとしたら言語が知性をデザインして文化に形を与えている。
つまるところ、言葉のように因果を持ったシーケンシャルな連なりだけが、ぼくたちの住んでいる現実の世界。
でも、そのように限定されたぼくらの現実世界は、無限にあるレイヤーのたった一つにしか過ぎないのかもしれないよ。
と作者が言ってるのかもしれない。
そして、作者はこう言ってるように思ってる。
「ぽくはその先の、あるいは外の世界を感じているんだ、それは言葉で表現できない。でも物語でなら表現できるかもしれない。しかも面白く!」
ああ、これが作者のいう「センス・オブ・ワンダー」なのかな。
ビフォアアフターにセンス・オブ・ワンダーあり!?
マンガ描いた
アプリ | 五穀豊穣 [pixiv] https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63704330
「るどるふ」さんの原作・シナリオをマンガにしました。
本人さんのご依頼で作りました。しかし、たったこれだけでも物凄〜く時間かけて閉まってたのです。
でも仕上げました。途中自信がなくなり過ぎて止まったり、幻の向かい風で物凄く遅々とした歩みだったりしてました。
でも開き直りました。「僕は下手だから描くのだ。これからも」