「ナイトウォーカー / ジノ・バネリ」を聴く
CD のデータ化と、数度にわたるHD カタストロフの中で2度くらい手元から無くなっていたこのアルバム。
今1000円で手に入る、AOR CITY 1000 なるシリーズの一枚。
そりゃ即買いですわ。他にも色々よだれもののシリーズだ。
振り返ってみると、このアルバムがジノ・バネリのAOR路線最終形態ではなかったか。
前作「Brother to Brother」で極めた感のある高度なフュージョンスタイルからの「Nightwalker」、強くてカッコイイことここに極まれりなり。
ライナーノーツを見る。
ドラマーがヴィニー・カリウタに変わっていたのか。
ここではタイトでシンプル目の強いタッチで叩いてて、これがこのアルパムカラーを決定するくらい強力だ。
ベースもジミー・ハスリップからニール・スチューベンハウスになってるのか。
てゆーかギターがカルロス・リオスじゃなくなってたのか、なんか吹っ切れて前に出るようになったとばっかり思ってた。
これもアルバムカラーにハードさが加わった要因なのだな。
ニール・スチューベンハウスとヴィニー・カリウタとくるとペイジズの3rdの「Pages」が思い出される。1st ソフトで良か、 3rd がカッコ良かった、でも 2nd 何度聴いても好きになれなかった。ってゆーか iTunes にペイジズが一つも無いー!!
ジノ・バネリもこれ入れて3枚しか入ってないぞ?あれー?
がーん!
まーいーや。HDカタストロフも iTunes の音源ラインナップがガラッと変わるから、それはそれで面白いので特にバックアップ体制はとってないし、これからも取らない。
何度か全てが無くなった後、また聴きたくなる印象の強いアルバムというものが絞られて CD で残っていくのも面白い。
この「Nightwalker」はそんなアルバムの一つだったということですな。