マイMacにメロトロン様がご降臨なされた
とにかく興奮して変なテンションになってしまった。
久々にLogic X を立ち上げたらアップデートしただけの話なのに。
変更箇所がテロップのように流れて「今メロトロンが入ったって書いてた?」
マジすか?まあ...まあソフト音源として出回ってますよね。今となっちゃどーってことないほど音色の一つになってしまった感が...
音をだしてみた。
な!な!なんじゃー!
紛うことなきメロトロンじゃあないですか!
ただただ崇め奉るだけだった神々しいまでのあの音じぁないですか!
何故ここに在るのですか?
何故この小さなMIDIキーボートで操れるのですか?
おかしくないですか?
いや、完全におかしくなってるのはお前だよ。
どんだけおかしくなってるんだよ、おれ。
書いて落ち着こう。書けば落ち着くはずだ。
マイMacで弾いてみて最初にイメージしたのはジェネシスだった。
まんまだった!!
ぼくたち(絶対オレ一人じゃないはず)プログレ・ファンにとって「メロトロン」はキラーワードだ。
レコードいやCDでの煽り文句に「轟々と鳴り響くメロトロン」なんて書かれてたら、気になって仕方がなくなって結局いつか買ってしまうはず。
キング・クリムゾン、ジェネシス、イエスがファーストインパクトだったはず。
けっしてムーディー・ブルースではないはずだ(ひどいこと言ってる気がする)。
ジェネシスも最初の頃はクリムゾンから借りてたという、高価な神機だった。
機械式でテープ再生。であれば不安定でチューニング合わせが難しいはず。
実際、機嫌をとるのがえらく大変だったという逸話がよくある。
オーケストラを置き換えるアイディアだったメロトロンが、唯一無二のとてつもない存在感を持った別次元の楽器として目覚めさせたのがキング・クリムゾン等プログレッシブロックという括りになるグループであったと個人的に思ってます。
プログレ、あるいはユーロロックに入れ込んだ人たちはどこかで「心のメロトロン」を無意識的に追い求めていたはずだ。
崇め奉るだけの神々しい音だったはずなのに、
おれの「心のメロトロン」が机上で鳴ってるんだよ!
この不安定感、ノイズの混ざり具合、これはもはや「メロトロン」だよ!
どーしたらいい?
いや、待て。
もういい、この辺にしとけよオレ。