「神様の覗き穴」を読んで
「あっ保江さんの新刊だ」ファンとして迷わず手に取る。
面白い。
けど、視点が変えられる感じ、少し目眩。
ちょっと不安になった。
このままパラダイムシフトしそうな勢いで、ガチな物理学的展開をされたら、
ついて行けない。
果たして、ぼくの頭でどこまで理解出来るか?
大丈夫。
最後まで難しい式も理論も出てきませんでした(笑)
そういえば身に覚えが、と思い出しました。
ここに書かれているような、まるで奥から目を通して外を覗いているあの感じ。
そんなモードのときは、普段だと気にも留めないいろんなものが興味深く見えたり、
面倒でダルくていやになることも「へ~、ふ~ん」となんて事なくできたり。
これってなんなんだろうと不思議だった。
それがここにちゃんと説明されていて、「なるほど」です。
湯川博士の「素領域理論」とやらが「ビールのジョッキにあふれる白い泡のかたまり」
という解りやすいイメージで説明してあります。
このイメージすごく解りやすいです。
しかしとても深いらしく、「愛」も「あの世」も物理学の領域になる可能性を
示唆しています。
難しい学問はわかりませんが、ぼくにとっていいなーと思ったのは、
「肉に霊宿る」ではなく「霊に肉宿る」であることが
このイメージによって感じとり易くなるところです。
神様の世界を身近に感じとれるように促される本です。
保江さんの熱い愛がこもってるように感じます。
最後に読者に語りかけます、あなたこそが聖天使であると。
それに対して思わず突っ込んでしまいました。
「オレに限ってそれはない !!」
保江さん、すんません。
でも、あっしは...せいぜい....
ゴブリンがいいとこじゃないかなーつって。