「生命の閃光・体は電気で動いてる」を読む
「人間は電気仕掛けの土くれにすぎない」って本当のとこどーなの?
イオンチャネルなるものの難しいお話が真ん中なのだが、素人の僕でもなーんとなーくイメージできないわけでもないレベルまで降ろしてくれてる、がそれだけではない。
もっと興味を引くようにと話題の裾野を広げてくれて、これが意外と面白い。
電気の歴史も本当に面白い。
中世では死体を電気で動かしまショーが流行ってたですって!?
フグの毒での死がイオンチャネルをピンポイントで狙う仕組みなのですね。
てゆーか、死というものがイオンの平衡状態による細胞の活動停止なのですか。
なんと精巧な仕組みなのでしょう、生きているとは。
人間の筋肉の動き、思考から情動に至るまでいかに電気的現象によるものであることが平易に語られている。
本当に「人間は電気仕掛けの土くれにすぎない」
でもこれは現象から仕組みが解明されているだけ。
その心は、医療が人を救える可能性が大きく広がることなのだな。